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「身上話」 森鴎外

千葉の大原海岸にある料理屋を兼ねた宿屋に逗留する学徒圭一は、どことなく色香の漂う宿の女中、花にしばしば手紙の代筆を頼まれていた。その花から手紙の宛先の旦那、辻村との因縁を聞き出すが……会話体のなかに時代の様相や男女の機微を鮮やかに描きとめた名篇。大江健三郎との対談集『文学の淵を渡る』(新潮社)のなかで、古井由吉は「いわゆる日本の短篇のはじまり。日本の短篇の語り口がすでにここにある」と評した。
〈★=2.5〉
型番 4582628020197
定価 330円(税30円)
販売価格 330円(税30円)
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