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「洋灯はくらいか明るいか」 室生犀星

風呂敷の中に書きためた詩と原稿用紙のみを携えて初めて東京を訪れた詩人が、東京の玄関・新橋駅で迎えてくれた美術学校に通う三人の同郷の友人に案内されて大都会を歩いた一日を回想するエッセイ。初めて乗る電車。大きな建物と雑踏。一九一二年の東京の風景は詩人を瞠目させ、緊張を強いる。〽洋灯はくらいか明るいか……ヴァイオリンの弾き語りでそう歌いながら小冊子を売り歩く芸術家くずれの歌声が全篇にかなしく響く。〈★=1.5〉
判型:文庫判・スクラム製本(綴じなし)
型番 4582628021958
定価 330円(税30円)
販売価格 330円(税30円)
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